トマト・マダイに続き、トラフグも流通するそうですが、ゲノム編集と遺伝子組換えの違いは分かりますか?
ゲノム編集と遺伝子組換えの違いは、細かい所を省くと、遺伝子のやりとり(切断・結合・組換)が「同種族内」で行われているか「異種族間」で行われているかでしかありません(例えば遺伝子組換え作物、Btトウモロコシには蛾の遺伝子が組み込まれています)。
ゲノム編集は安全の様に言われていますが、そのやり方は遺伝子組換えと大差ありません。ゲノム編集の安全性は確認されていませんが、遺伝子組換えが安全でないのは、欧米の消費ニーズが「遺伝子組換え」ではなく「非遺伝子組換え」である事から察する事が出来ます。遺伝子が変わるという事は作られるタンパク質が変わるという事なので、下記が起きます。
1.これまでその生物では作られなかった、未知のタンパク質ができる
2.これまで作られていたタンパク質と違うものができる
3.これまで作られていたタンパク質ができなくなる
もしゲノム編集で健康問題が出るならおそらくタンパク質毒なので、10~20年後の話になります(異常プリオンが原因である狂牛病の潜伏期間は10年弱です)。誰も責任取れません。
また、環境に遺伝子汚染(自然にない遺伝子が拡散すること)を広げる事にもなります。世界中の野山の何処にでもいる「菌根菌」、植物の生育に有益な微生物に対する影響を考えた事はありますか?
私の言う事が本当かどうか確かめたい場合は、『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』『遺伝子組み換えルーレット』『モンサントの不自然な食べもの』『菌根菌の働きと使い方(これだけ書籍です)』を御覧になると良いでしょう。危険性を訴える論文は皆消されましたが、彼の国々では遺伝子組み換えの危険性を訴える映画すら出来ています。
何か問題が起きた時、かの会社は責任をとるでしょうか?とれないし、とらないでしょう。責任のとれない物を広めるのは、止めてください。今ならまだ間に合います。