「難分解性ポリウレタンの分解菌を土壌から発見」みたいな自然界に存在する優秀な菌を遺伝子組換え・ゲノム編集でダメにするのが人間です。遺伝子組換えの危険性は前述べた気がするのでもう言いませんが、遺伝子組換え生物って、自然界の中では極々マイナーなので「放っても直ぐ消える」か「強すぎて生態系壊す」の二択なんですよね…
ところで、海水中でプラスチックを分解する(細)菌は既に見つかっています。
もっと研究が進めば良いですが、それはつまり「今後微生物を盗まれたり転売されたり余所で特許取られたり潰されたりしない様に気をつけないといけない」という事でもあります。「ありません」で一躍有名になったSTAP細胞だって、後でハーバード大学が特許取ろうとしていますし…
コロナ騒動を打破するSTEPの方で「過去にこんな論文の入れ替えはなかった」PFAS論文差し替え疑惑を訴える記事を取り上げましたが、こんな事は遺伝子組換え界で既にあった事です。2015年頃に卒業論文を書くために論文を漁ったら見事に賛成派の意見しかなく、反対派の意見は自主取り下げ等で皆無だった…ドキュメンタリー映画にしか残ってなかった…のを私はこの目で見ています。当然、他の分野でもあるでしょう。
「研究」という仕事、とりわけ基礎研究という仕事はこれまで馬鹿にされすぎました。軽く見られ過ぎた結果、例えば「しんかい6500の壁を作る技術が喪われそのうち海洋調査が出来なくなる」なんて事になっています。本当、見つけた人・開発した人・研究した人本人が評価される世の中になって欲しいです。