慶應大学研究発表「インフルエンザワクチンに効果なし」

2015年10月7日、実際に発表されたのは8月28日…

PLoS One.にて「6か月から11カ月の乳児と13歳から15歳の子供にはインフルエンザワクチンは効かない」と発表されたそうで、その論文とはおそらくこれではないかと思います。日付と研究団体が合致しています。

Effectiveness of Trivalent Inactivated Influenza Vaccine in Children Estimated by a Test-Negative Case-Control Design Study Based on Influenza Rapid Diagnostic Test Results

要旨〈Abstruct〉だけでも訳してみましょうか。

※以下、google翻訳

2013-14シーズンに日本の22の病院で、6か月から15歳の子供を対象に、医学的に診察を受けた検査室で確認されたインフルエンザに対するワクチンの有効性(VE)を評価しました。

私たちの研究は、インフルエンザ迅速診断検査(IRDT)の結果に基づく検査陰性の症例対照デザインに従って実施されました。 38°C以上の発熱で当院に来院し、IRDTを受けた外来患者を本研究に登録した。IRDTの結果が陽性の患者は症例として記録され、結果が陰性の患者は対照として記録されました。

2013年11月から2014年3月の間に、合計4727人の小児患者(6か月から15歳)が登録されました。876人がインフルエンザA陽性、66人がA(H1N1)pdm09陽性、他の810人ではサブタイプが不明でした。1405はインフルエンザB型に陽性でした。そして2445はインフルエンザに対して陰性でした。全体的なVEは46%でした(95%信頼区間[CI]、39-52)。インフルエンザA、インフルエンザA(H1N1)pdm09、およびインフルエンザBに対する調整済みVEは、63%(95%CI、56-69)、77%(95%CI、59-87)、および26%(95%CI、14 -36)でした。インフルエンザワクチンは、生後6〜11か月の乳児のインフルエンザAまたはインフルエンザBのいずれに対しても効果がありませんでした。インフルエンザワクチンの2回投与は、1回投与よりもインフルエンザA感染に対するより良い防御を提供しました。入院インフルエンザA感染に対するVEは76%でした。インフルエンザワクチンは、インフルエンザA、特にインフルエンザA(H1N1)pdm09に対して有効でしたが、インフルエンザBに対してははるかに効果が低かった。

この記事を書いた人

シエルアルト